Amazon のほしい物リストで意図せず旧住所宛に荷物が発送されてしまった時の対応方法

Amazon のほしい物リストのお届け先は、Amazon アカウントのアドレス帳に登録されている住所から選択しますが、アドレス帳の住所を変更してもほしい物リストのお届け先には変更が反映されません。今回、その仕様を知らなくて旧住所に荷物が発送されてしまい、Amazon のカスタマーサービスや配送業者に連絡してもやり取りに苦労したので、どのような対応を行ったかについてまとめます。

対応方法

何が起きたか詳細を説明する前に、結論として2025 年 12 月時点の対応方法について説明します。Amazon のカスタマーサービスは対応する人によって回答内容が変わるので、納得が行かなければ複数回連絡した方が良いです。

なお、今回の配送業者は Amazon とヤマト運輸だったので他の配送業者の対応まではわかりませんが、似たような対応になると思われます。

配送業者が Amazon の場合

カスタマーサービスに 3 回電話しましたが、3 人とも「Amazon が配送業者の場合は後からお届け先を変更することはできない」と言っていたので、お届け先を変更できないのは間違いないでしょう。
よって、配達済み・未配達に限らず次のどちらかになります。

  • 受取人がカスタマーサービスに問い合わせてキャンセルしてもらう
  • 購入者がカスタマーサービスに問い合わせてキャンセルしてもらう

今回は受取人が問い合わせてキャンセルしましたが、それぞれの方法について説明します。

受取人によるキャンセル方法

この方法の場合、事前にキャンセル対象となる注文の注文番号を全て集める必要があります。よって、誰が購入してくれたかを把握していないとこの方法は選択できません。

カスタマーサービスの正式な連絡先は最後までわかりませんでしたが、Amazon.co.jpヘルプ: ヘルプ&カスタマーサービスで「その他のお問い合わせ」、「その他」、「サイトの不具合」、「カスタマサービスへ連絡」、「今すぐ電話をリクエストする」と辿ることで連絡が取れました。
「受取人からはキャンセルできません」とか、「自己責任なので荷物が返送されない限り返金できません」と回答されることもありますが、何度か連絡するとキャンセルしてくれる人が電話に出てくれる可能性があります。
「アカウントの住所を変更してもほしい物リストのお届け先が変わらないことに気付けなくて、旧住所に送られてしまった」と自分には非がなさそうな感じで伝えると良いかもしれません。
キャンセル後、3 時間以内に返金相当の Amazon ギフトカードの残高が受取人の Amazon アカウントに補充されるので、購入者に同額の Amazon ギフトカードを送れば対応完了です。

購入者によるキャンセル方法

2 回程配達に失敗すると、注文履歴の配送状況でキャンセルボタンが出るようなので、それを押すとキャンセルできると思われます。今回は受取人によるキャンセル依頼が先に処理されたようなので、詳細は不明ですが…。
カスタマーサービス曰く、「ほしい物リストのお届け先が旧住所になっていたようなのでキャンセルしたい」とカスタマーサービスに連絡することでもキャンセルできるようです。

配送業者がヤマト運輸で未配達の場合

クロネコメンバーズで荷物を追跡できている荷物(Amazon が出荷元でない荷物?)に関しては、配送先を営業所に変更することで現住所の近くの営業所まで配送してもらえるかもしれません。今回は旧住所も現住所も同じ区だったこともあってか、現住所の近くの営業所への配達に変更可能でした。

クロネコメンバーズで追跡できていない荷物に関しては、次のどちらかになりますが、旧住所が宅配ボックスのある集合住宅だと、後述する「荷物が配達済みの場合」の対応になるかと思います。

  • 現在の住居者が荷物を受け取らないことを祈りながら、ヤマト運輸が配達を諦めて Amazon に返送されて購入者に返金されるまで待つ
  • 一度配達を試みて失敗した後(郵便受けに不在票が入れられた後)、旧住所の管理会社とやり取りして送り状番号を入手し、ヤマト運輸に連絡して現住所に転送してもらう
    • ネット上には Amazon のカスタマーサービスに問い合わせることで送り状番号が入手できたという方もいましたが、「今の仕様では、送り状番号は注文者にも受取人にもお伝えできません(カスタマーサービスには閲覧権限がありません)」と突っぱねられました

なお、ヤマト運輸の転送は旧住所と現住所が同じ区で数キロしか離れていなかったとしても有料で着払いです。おそらく通常の配送料と同料金です。

荷物が配達済みの場合(配送業者に関わらず共通)

「配送業者が Amazon の場合」と同じ対応か、旧住所の管理会社に連絡するかの二択です。
旧住所に直接押しかける人もいるようですが、管理会社を通さず現在の入居者とやり取りするのは避けた方が良いでしょう。

何が起きたか?

最近第一子を授かったところ、ありがたいことに複数人から出産祝いを送りたいという主旨のメッセージをいただきました。こういう時には Amazon のほしい物リストを使うのが相手にとっても手軽にプレゼントを送れて良いだろうと考え、10 年ぐらい前に作成したリストの中身を一度空にし、そのリストに欲しい物を追加した上でメッセージをくれた方々に共有したわけです。

ふと、「このリストで購入した商品はどこに配送されるんだろう?」と思って、リストの設定を確認して宛先が自分宛てになっていることも確認しました。

ところが、2 日もあれば配達されそうなプレゼントが何個も購入されているにも関わらず、3 日以上経っても届きません。お届け予定日を共有していただいた方のプレゼントも予定日には届きませんでした。

配送先がおかしいのではと思って検索したところ、見つけたのがこの一文

デフォルトのお届け先住所は、リストの作成時に指定した住所です。

cf. ほしい物リストのお届け先住所を管理する - Amazonカスタマーサービス

アドレス帳で削除済みの住所が使われるなんてあるわけないと思って「ほしい物リスト 旧住所」で検索すると、同じトラブルに遭遇している人が何人も出てきます

ここで、荷物が旧住所に送られたんだろうと確信が持てました。後でわかりましたが、「お届け先住所」に具体的な住所が表示されていない場合は「変更前」または「削除済み」の住所が登録されていることを意味するので、変更しないと痛い目にあうみたいですね。

やったこと

以下、やったことについて順を追って説明します。会話内容の詳細はもう忘れてしまったのでかなり端折っていて不正確な部分もありますが、大枠としては間違ってないはずです。

1. Amazon に連絡

通常の注文であれば注文履歴からカスタマーサービスと連絡が取れるわけですが、今回は自分の注文じゃないのでどこから連絡すれば良いのか見つけるのが大変でした。正式な方法かはわかりませんが、Amazon.co.jpヘルプ: ヘルプ&カスタマーサービスで「その他のお問い合わせ」、「その他」、「サイトの不具合」、「カスタマサービスへ連絡」、「今すぐ電話をリクエストする」と辿ることで連絡が取れました。

ざっくりと次のようなやり取りをしました。

私「ほしい物リストで購入した商品が旧住所に送られてしまったようなんですが宛先変更はできますか?」
Amazon「購入者でなければできません」
私「購入者が現住所に宛先を変更してほしいと伝えれば変更できるんですか?」
Amazon「宛先の変更はできないので、購入者からカスタマーサービスにキャンセルの連絡をして再度購入してもらってください」
私「連絡すべき人を把握したいので、誰が購入したか、あるいは何人が購入したか教えてもらうことはできますか?」
Amazon「できません」

この時点で少なくとも 2 人がヤマト運輸、3 人が Amazon で配送されていることがわかっていたので、ヤマト運輸が配送業者になっている商品であれば宛先を変更できるだろうと思って次はヤマト運輸に連絡をしました。

2. ヤマト運輸に連絡

ヤマト運輸で配送になっている 2 人に関しては、1 人は出荷元が Amazon じゃなかったからか、配送には受け取り人の電話番号が必要で事前に共有したこともあり、クロネコメンバーズから近所の営業所受け取りに変更することができました。もう 1 人に関しては配送状況を確認しても配送業者がヤマト運輸ということしかわからず、送り状番号は Amazon 上で確認できないようだったのでヤマト運輸に電話しました。

私「旧住所に配達しようとして失敗している荷物があるんですが宛先を変更することはできますか?」
ヤマト運輸「送り状番号を教えてください」
私「それが Amazon のほしい物リストから購入したんですが、依頼主もわからないようで…」
ヤマト運輸「いや、Amazon であれば注文履歴から Tracking ID がわかるはずですよ」
私「わかりました。もう一度確認します」

ところが、やはり送り状番号はわからなかったので Amazon に連絡することになります。

3. Amazon に連絡

私「ほしい物リストで購入した商品が旧住所に送られてしまったようなんですが宛先変更はできますか?」
Amazon「できません」
私「ヤマト運輸の送り状番号だけでも教えてもらえませんか?」
Amazon「私たちの権限では確認できません」
私「過去に同様のトラブルがあった人は送り状番号を教えてもらえているようなんですが」
Amazon「外部の記事でどうなっているかはわかりませんが今の仕様をお伝えしますね。今は送り状番号を教えることはできません」
私「購入者側から問い合わせれば教えてもらえますか?」
Amazon「教えられません」
私「配送業者が Amazon になっているものだけでもお届け先を変更できないんでしょうか?」
Amazon「できません」
私「ではこちらから旧住所宛に送られている注文をキャンセルすることはできますか?」
Amazon「できません」
私「ではどうするのが最速ですか?」
Amazon「購入者がカスタマーサービスに連絡してキャンセルして、再度購入してください」

どう頑張ってもヤマト運輸の荷物の送り状番号を入手できなさそうだったので再度ヤマト運輸に連絡してみます。

4. ヤマト運輸に連絡

私「旧住所宛に送られてしまった荷物の宛先を変更したいんですが」
ヤマト運輸「送り状番号を教えてください」
私「それがわからなくて…」
ヤマト運輸「送り状番号がわからないのにどうして旧住所宛に送られているってわかったんですか?」
私「Amazon のほしい物リスト経由で購入してもらった荷物なんですが、Amazon の仕様上、旧住所に送られることがわかっていまして」
ヤマト運輸「Amazon で買ったなら送り状番号わかりますよ」
私「今はわからないようになっているようで」
ヤマト運輸「いつわかるようになるんですか?」
私「このご時世は個人情報保護の観点でわからないようになっているみたいです。旧住所の情報をお伝えすることで、送り状番号なしでも何とかなりませんか?」
ヤマト運輸(別の方)「送り状番号がわからなければ私たちは何もできませんでして……」

ヤマト運輸に関しては送り状番号がわからないとどうしようもないことがわかったので、何とかして送り状番号を入手できないかと考えたところ、既に 2 回配達を試みて失敗していることから、旧住所の郵便受けに不在票が溜まっているはずと考え、旧住所の管理会社に連絡することにしました。

また、この頃には Amazon が配送業者になっている場合は配送状況のページにキャンセルボタンが現れたようです。おそらく 2 回以上配送に失敗したらキャンセルボタンが現れものと思われます。

5. 旧住所の管理会社に連絡

私「以前〇〇に入居していた、あらびきと申しますが、どうも〇〇に荷物が送られてしまったらしく、不在票が入っていると思うので確認していただきたいのですが」
管理会社「担当者がちょうどそのエリアに出ていっているので回収してもらいますね」
私「送り方がちょっと特殊でして、具体的には Amazon のほしい物リストなんですが、もしかしたら誰宛ての不在票かわからないかもしれないので、現入居者の方の不在票を回収しないよう注意してください」

その後、担当者の方から連絡があり、最終的に自分宛ての不在票の全ての情報を共有してもらえました。
しかし、ちょうどその頃、発送が遅れていた荷物(Amazon が配送業者)が配達済みになったとの連絡を受けました。当然現住所には届いていませんでした。
何はともあれ、未配達のものに関しては不在票を入手することができたので、再度ヤマト運輸と Amazon に連絡してみます。

6. ヤマト運輸に連絡

私「旧住所宛に送られてしまった荷物の宛先を変更したいんですが」
ヤマト運輸「送り状番号を教えてください」
私「XXXXXXX です」
ヤマト運輸「本人確認のためお名前と宛先になっている住所を教えてください」
私「名前はあらびきたけしです。住所は東京都〇〇区…です」
ヤマト運輸「転送という形になって、お時間がかかるのと、追加料金を着払いでお支払いいただくことになりますがよろしいですか?」
私「クロネコメンバーズからだと営業所への配達に変更できると思うんですが、営業所への配達に変更はできないでしょうか?」
ヤマト運輸「とりあえず住所を教えてもらえますか?」
私「東京都〇〇区…です」
ヤマト運輸「転送料金は着払いになるのでご準備よろしくお願いします」
私「…わかりました」

クロネコメンバーズと連携されていた荷物だと無料で近所の営業所の受け取りに変更できたので、思うところはありましたが、ヤマト運輸が配送業者になっているものに関しては問題が解消しました。

なお、マンション名の表記について質問された記憶あるので、マンション名や部屋番号を伝え忘れたとは思えないのですが、マンション名や部屋番号が未記入になっていたらしく、住所不明になっていて届かなかったので再度連絡をする必要がありました。

7. Amazon に連絡

私「ほしい物リストにあった商品が旧住所宛に送られて配送に失敗しているようなんですが、宛先を変更することはできますか?」
Amazon「できません」
私「キャンセルすることはできますか?」
Amazon「お問い合わせ番号か注文番号はわかりますか?」
私「3 つあって、… です」
Amazon「返金方法として Amazon ギフトカードを送らせていただく形になりますがよろしいですか?」
私「大丈夫です」
Amazon「キャンセルしました。3 時間以内にギフトカードが送られるはずです」
私「旧住所宛に配達済みになった荷物もあるんですが、Amazon さんの方で対応していただけることはありますか?」
Amazon「受け取った方が返送してくれれば返金対応できますが、破棄された場合は自己責任なので何もできません」

配達済みになった荷物に関しては Amazon 側の対応が期待できなかったので、現在の住居者に荷物を取りに伺っても大丈夫か聞いてもらえないか管理会社にお願いしてみたのですが、「大変申し訳ないのですが、現入居者様と取り次ぐ行為は固く禁じられています。ご了承願います。」との回答をいただきました。まぁそうですよね…

再度 Amazon に連絡してみます。

8. Amazon に連絡

私「ほしい物リストのお届け先はアカウントの住所を変更しても変更が反映されないと思うんですが、それによって旧住所宛に送られて配達済みになってしまった商品があるんですが、Amazon さんの方で対応していただけることはありますか?」
Amazon「キャンセルして返金という対応でしたら可能です。注文番号はわかりますか?」
私「XXXXXXXX です」
Amazon「返金は Amazon ギフトカードの形で行われて、受取人様に返金されることになりますがよろしいですか?」
私「??購入者ではないんですか?」
Amazon「購入者様に返金するには購入者様から連絡していただく必要があります」
私「わかりました。大丈夫です」
Amazon「キャンセルしました。3 時間以内にギフトカードが送られるはずです」

9. Amazon ギフトカードの送信

返金は全て自分のアカウントに対して行われたので、返金対応になった商品を送ってくださった方のメールアドレス宛に同額のギフトカードを送りました。
キャンセルした商品はほしい物リストに復元されないので、もし再購入してもらう場合は「お届け先」を更新した上で再度ほしい物リストに追加する必要があります。

これにて全ての対応が終わりました。

Amazonの「ほしい物リスト」の設定にご注意ください! | LAC WATCH が 2016 年の記事であることを考えると、今後も今の仕様が変わることはなさそうですが、なかなか困った仕様ですね…

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